クルマ遍歴

下手に車好きで金が無いとなるとまあ車選びもそう簡単にはいかないっていう。

免許をとって一年は実家のラルゴを乗ってて、自分の車を持っていなかった。国産ではHONDAが好きで、もともとハッチバックが好きなのでシビック一択だったけど、インテグラもいいなと思ってた。乗るならSiRに乗りたかったんだけど、乗れたのはもう少し後の話。免許取ったのは1997年頃で、高校卒業してすぐに長野の合宿免許コースで取った。当時ガソリンは今ほど高くなくて、レギュラーで確か85円位だったか。今の半値。
それで一年後に念願の自分の車を購入したんだけど、その時の車は確か赤いシビック、1.3リッターのEL、MT。型式で言うとeg。いわゆる「スポーツシビック」ってやつの一番下のグレード。タコメーターもついてなくて、しかもキャブ。まあそれでも初めての自分の車で色々走ったもんだった。箱根の七曲りでアンダー出して対向車線にはみ出したのも今ってなってはいい思い出。

でも四年くらい乗って、暗い夜道から突然出てきた軽トラに突っ込まれてあえなく廃車。代わりの車、それもすぐに探す必要があったので当時お世話になっていた修理工場にMTで1.5リッターくらいのシビック適当なのありませんかねーって言ったら、その日のうちに電話があって、シビックフェリオ(ミラクルシビック)で良さそうなのが見つかったのでってことで早速それに乗り換えた。確か1.5リッターの3ステージV-TECエンジン、MTでなかなか燃費が良かった。後ろに何やら派手なハネがついていたのでさっさと外しちゃったけど。まあでもハッチバック好きからするとちょいとダサいんだけどね、セダンて。で、それに一年くらい乗ってたら今度は自分のミスでオカマ掘っちゃって。あえなく廃車。

そして次に乗り換えたのが、またフェリオだったんだけど、今度はスポーツシビックのフェリオで念願のSiR(eg-9)。エンジンが最高に回るいい車だった。なにせ、納車された翌日に246で30キロオーバーで6点、一発免停を食らったほど。しかもこの時、前車で起こした追突事故の時の5点が累積となり合計11点の中期免停になっちゃって(二ヶ月免停)、二日間の講習を受けても免停期間は1ヶ月。1ヶ月間、運転ができなかった。1ヶ月って口で言うのはたやすいけど、実際に経験してみると運転できない1ヶ月がこんなにも長いのかということを思い知らされた、まあ今となってはいい思い出。もう今は気をつけて運転しているのでさすがに免停になるくらいの違反はないけど、まあ気をつけないといけないです、運転は。だから一週間に一回はYoutubeで事故動画見て自分の意識を高めてる。

で、このフェリオは最後にはエンジン以外ボロボロになってしまったので、次はTypeRか…?とも思ったんだけど、Rってすごいプレミア付いちゃってて高い高い。もともとハッチバックが好きな理由はHONDAのシビックがきっかけではなくて、ヨーロッパのホットハッチ、106とかクリオとかアバルトとか、そのあたりの車がもともと好きだったので、輸入車に目を向けてみた。ずっとMTに乗ってきてたこともあって車はMT以外考えてなかったんだけど(奥さんもMT主義者)、そこいくと国産車はもうMTが少ない。スイフト、アテンザ、アクセラ、それと軽トラくらいしかMTがない。でも輸入車だとMTがゴロゴロしてる。おまけに国産車より安い。というわけで、イタリア車に乗り換えた。それが悪夢の始まりとも知らずに。

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そして乗り換えたのがこのプントHGT。

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そうとう振り回されました。ていうか、国産車だと問題にならないところのマイナーなところがダメだったりする。例えばエアバッグの警告灯とかは点いてるのがデフォルト、って感じだったり。とにかくこのプントは色々壊れてくれた。エアコン、コンピューター、スロットルボディ、前の人のオイル管理が悪かったのかガラガラうるさいタペット音。上の写真は、横浜走ってた時に謎のエンスト(後にCPU原因と判明)した時に、ローダーで連れて行かれた時のもの。笑えるのは、このトラブルが元でCPUを変えることになった(工賃込みで13万!!)んだけど、本国より輸送待ち(3週間!!)の上、交換されたのを観察してみたらなんとHITACHIの刻印が。逆輸入かよ。しかしよく止まった。このトラブル、その後も断続的に起きた。笑えるのは、CPUを冷やすと2時間位で何事もなかったかのように動き出すという。写真の時も、修理工場に持って行ったら「普通にエンジンかかりますし特に問題なさそうなんすけど」と言われて、びびった。で、その後に同じトラブルが起きた時はもうその時点で目的地とか諦めて二時間くらいのんびり過ごすとまた車は動き出す、というまさにラテンの典型みたいな車。日本人には我慢ならないだろうっていう。それでも最高に気に入ってた。こんなに壊れても運転するヨロコビは、シビックの比じゃなかった。思ったとおりに動いてくれて、ヘタした時はダイレクトに返ってくるし、街中ではキビキビ、高速でも大排気量車に引けをとらない。このちっこいボディに1.8リッターエンジン積んでるので、高速上で煽られてもすぐにさよならできる。それでも(またも)246上で突然原因不明のエンスト(アイドリングはするもののアクセル操作にエンジンがまったく追随しない。先のCPUトラブルと全く同じ状況だったんだけど多分スロットルボディが原因)をキメて、あえなく買い替えを決意。

それで次に乗り換えたのがプジョー206XT。時間が限られていたので、206に乗るならXSかS16が良かったんだけど、このXTに乗り換えた。こいつが前車には比べ物にならないほど優等生。トラブルというトラブルはまったく起きないおりこう青猫さんだった(笑えるのはエアバッグ警告灯はやはり常時点灯)。原因不明の音が響いてきた時もあったけど、乗り続けてたら消えた。まあとにかく故障のない車でした。

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が、しかし。車検を前に突然エンジンがかからなくなった。素人判断では多分燃料ポンプ。これを直して車検を通すと、まあ新たに別の車を買っちゃったほうが安いかもという結論に達して、次の車をリサーチ。最初は次もフランス車で、でもルノーのルーテシア(本国ではクリオ)のスポールあたりに乗りたかったんだけど、やはり高い。結構高い。じゃアルファ145か147あたりかと思ったんだけど、イタ車は痛い目にあってるからな…とも。

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でも車バカの悪い癖はなおらず、結局あんだけ悩まされたプントにまた乗り換えてしまったという。もう車バカはダメですね。周りからも散々「何でお金出して故障する車を買うんだ」とか「いつまでもつんだ」とか「好きだねえ」とか「理解に苦しむ」とか「早く壊れて欲しい」とか「やっぱバカだね」とか色々言われているが、まあしょうがない。だって好きなんだもん。

Punto2014

今回も時間が限られている中でたまたまヤフオクで見つけた車両。破格の値段で落札。まあのちのち壊れるから安ければ安いほうがいいに決まってるのでよかったけど。というわけでまたこいつに乗ることになった。前回のプントでプントの弱点とかどこが壊れやすいかとかはある程度わかってるので対策は取りやすい。さっそく四速に入らないという謎の減少も発生しているが、クラッチ操作と掛け合わせることで回避できることが判明。今のところ四速入らない・入りづらい減少は発生してない。まあでもそのうちクラッチオーバーホールが必要になってはくるんだろうけど、まあこの車はそんなもんです。

さてオイル変えよう。

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2 thoughts on “クルマ遍歴”

    • おお、あの北米クーペ、根強く人気ですね。
      あれかっこいいからなー。最初はアレを狙ったんですが、やはり台数少なくていいのが見つからなかったんですよね…

      Reply

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