Punto HGTの車検

自家用車を持っていれば必ずやってくる車検。通常の自家用車であれば普通は2年毎。
いつかは自分で持ち込もうと思っていて、今年ついに実現。とりあえずもう2年、このPuntoに乗れる。
というわけで、持ち込みユーザー車検の備忘録として。

とにもかくにもまずは予約。電話でもできるみたいだけど、検査予約システムというウェブサイトで予約した。ちなみに神奈川陸運(湘南)。予約したら予約番号はプリントアウトして、検査当日に一緒に持っていく。予約番号が必要になるので。

車検当日の大まかな流れとしては、以下。

  1. 書類・印紙購入
  2. 書類記入
  3. 検査受付
  4. 検査
  5. 書類提出、新車検証・新シール交付

車検の手順としては、以下。

書類・印紙購入

  • 湘南登録事務所の場合として、まずDの建物で書類一式を購入する。旧車検証を見せて「普通車の継続です」といえば、一式出してくれます。20円。
  • そのまま窓口の右の窓口で、今度は検査登録印紙と重量税印紙を購入。同じく旧車検証を見せて「普通車の継続です」と言えば、必要な印紙を出してくれる。ちなみに検査登録印紙は1400+300円で1700円と重量税印紙が(ぎりぎり初年度登録より11年なので)24600円。次の車検では重量税がアップ…。検査登録印紙は自動車検査票右上欄に貼り付けて、重量税印紙は自動車受領税納付書に貼り付ける。
  • この時点で自賠責保険の更新をしていなかったら一緒にしてしまう。自分は前もってJA窓口で更新していた(27840円)ので、すでに向こう2年間有効の自賠責保険証書を持ってきていた。

書類記入

  • Cの建物内で検査受付なので、そこで書類に記入する。申請書の一部は鉛筆で記入するので間違えないようにする。でも基本スタッフの方は優しく教えてくれるし、いろんな書類の書き方がわかりやすく図示されているので、特に心配はいらない。ここで予約番号を自動車検査票に貼り付けた印紙の下の欄に書き込む。

検査受付

  • 3番の窓口で受付。ユーザー車検受付と書いてあるのですぐにわかる。必要書類を提出して検査の受付をしてもらう。提示する書類は以下。以下の書類には自動車税納付証明書も含まれているんだけど、自分はクレジットカード納付だったので、特に必要なし。クレジットカードで納付すると楽。そうじゃない人は前もって納付書を持参する必要あり。
  1. 自賠責保険証書
  2. 継続検査申請書(記入した書類)
  3. 自動車重量税納付書(記入した書類)
  4. 自動車検査票(記入した書類)
  5. 旧車検証
  6. (点検整備記録簿=後整備、と口頭で伝えればとりあえずOK、でもきちんと整備はしましょうね)

検査

  • いよいよ本番。上の必要書類を持って、検査レーンへ直行。レーンは1番から4番まであって、おすすめレーンは3番。わかりやすい案内がつくので、精神的に楽。
  • まずは外観チェック。係員が次々と回ってくるので、言われるとおりに燈火類(ウィンカー、ヘッドライト、ブレーキランプ、後退時のランプ、フォグ等)を操作してチェックする。次にウォッシャーとワイパー。リアも。必要だとマフラーの排気音。うちのPuntoは必要なかった。ボンネットを開けて検査。この時に車台番号の確認もする。Puntoは運転席なのでそこを見せた。タイヤ・ホイールナットも確認。
  • 検査台へ突入!
  1. 直進性チェック。ゆっくりと進むだけ。以下、上に案内が表示されるのでそれに従うだけ。
  2. スピードチェック。検査台へ車(前後輪)を載せて、40キロまで出す。パッシングして知らせる。自分は2速で40キロまで出して、その後パッシングした。
  3. ブレーキチェック。上の表示で「フットブレーキ、踏む」と表示されたらぎゅーっとフットブレーキを踏む。OKであれば○が点灯。続いてパーキングブレーキもチェック。上の表示で「パーキングブレーキ、引く」と表示されたら、普段より強めに引く。同じくOKであれば○が点灯。
  4. 光軸チェック。ロービームで検査するも、中々OKが出ないので、スピーカーから「ハイビームお願いします」と指示が出た。ハイビームにしたら問題なくOKマーク点灯。ホッとした。
  5. 排気ガスチェック。プローブをマフラーに突っ込み、OKであればおなじみの○が点灯。ここで検査結果を自分で印字(記録1)。機械に差し込むだけ。
  6. 下回りチェック。検査台へ車を移動して、前輪を検査台のローラーみたいな台に載せる。エンジンつけっぱなしだと「消してね~」と指示が出る。「ハンドルから手を離す」と表示が出て、ブレーキ・パーキングブレーキもリリースさせる指示が出る。車体がグラグラ揺らされて、ハンドルが動かされる。しばらくするとカンカンと音がして、検査員が下回りをチェックしているのがわかる。OKが出ればそのまま前に移動、再度検査結果を自分で印字(記録2)。
  7. 車を降りて、最後のブースにいる検査員に書類を渡す。特に問題なければ「Cの2番窓口行ってね」と言われるので移動。

書類提出、新車検証・新シール交付

  • Cの建物の2番窓口で書類を提出。提出書類は、以下。
  • 継続検査申請書
  • 重量税納付書
  • 自動車検査票
  • 旧車検証
  • 提出後待っていると、新車検証とシールが交付される。めでたく車検終了。

気をつけるべきところ

まずはドライブシャフトブーツの破れ・破損。ここが破損してると下回りで引っかかって車検が通らない。実はうちのPunto、昨日この部分をチェックしたとき、右フロントのブーツからグリス漏れを発見していた。なんてこったと思いすぐさまジャッキアップして下に潜り込んで見てみると、グリスがちょこちょこ漏れているものの、ブーツの破損は見当たらず。もしかしてこれは緩んでいるのかと思い、とりあえず自分で出来るだけのことをしておいた。ブレーキクリーナーを吹き付け、グリスを落としてウェスで拭う。手はグリスだらけ。この時点でもう車検は通らないな、と思っていた。でも今から修理しても間に合わないし、車検予約が無駄になるのでキャンセルするより、とりあえず行けるところまで行ってみようということで、車検場へ行くだけ行った。車検場についてから右フロントを見ると、特に変わらずで、あまり漏れは見られない。一応クリーナーを吹き付けて、書類を購入して、記入、受付、そして検査台に持ち込んだ。

下回り検査が一番緊張した。が、特に何の指摘も受けずに通過。通ってしまった。漏れているのは確実なので、ドライブシャフトブーツを注文した。後日交換整備する予定。実は去年、高速走行中に左のシャフトブーツが逝った。同じくらいでダメになるようで。やはりきちんと整備必要。

タイヤの溝、灯火類、光軸、辺りが引っかかりポイントか。光軸系だったら、本車検を受ける前に近くの車屋で予備検で点検・調整しといたほうがいいかも。自分はとにかく引っかかったらまた来るからいいや、という気持ちできていたので、特に予備検も受けず。予備検はだいたい3000円くらい。

というわけで、また2年このPuntoに乗れるわけです。今回の車検総額費用は、54,160円。めでたしめでたし。法定諸費用で済んだし、自分の車のどの辺りが整備必要かもよくわかったしで、とりあえずユーザー車検して良かった。

今後もハッピーイタ車ライフを。てかいつ止まるかわからんけど(笑)。

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4 thoughts on “Punto HGTの車検”

    • コメントありがとうございます。
      二年前にイタリア行ったとき、行き交う車のあまりのポンコツぶりに愕然としたことが懐かしく思い出されます。
      イタリア高級車なんてどこにも走ってなくて(もちろんそういう場所に行ったのではないので当たり前でしょうけど)。駐車スペースから出る時にずりずり押したりして出ているのは、見ました。パリでも見ましたけど。
      とにかく欧州では車=ツール、って感じで。まあだから車の作りも壊れるっていうのが前提なんですよね。日本みたいに10年ノーメンテでみたいなのはなし。その前にカッコ悪かったら乗らない、っていう価値観のほうがずっと浸透している気がします(笑)

      Reply
  1. どうもです。
    ちょうどイタリア語のレッスン中にこのコメントが付いたので、先生に話していたら、「高級車なんてなくて」と伝えたところで「全部2級品です」と言われました。

    ナポリなどでずりずりしているところをいつか見に行きたいです。

    Reply

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