ワイパーモーターユニットの交換

うちのプントHGTのワイパー、運転席側しか動かなくなった。実はこれ、二度目。今回はもうユニットごと交換が必要になったので、作業の備忘録代わりに。

もともとの発端は去年。出先で突然ワイパーが運転席側しか動かなくなった。ボンネット開けて見てみると、モーターと助手席側のワイパームーブメントをつなげるアームのリンケージがアームごと下に落っこちている。はめ込んでも、リンケージのリング部分が摩耗で大きくなってしまって、また落ちてしまう。その日は遠出していて、雨が降らないようにと祈りながら高速を飛ばして帰った。次の日に持っていった修理工場先で判明したのが、どうやらこのワイパーの不具合はこの型のプントの持病らしく、対策品としてリンケージにはめ込むクリップがあるという。なので、それをはめ込んでもらった。その時にメカニックから、「次にまた同じことが起きたら今度はワイパーユニットの交換になりますね」と言われていた。ここまでが去年の6月頃の話。

そして先日、雪が降った日の翌日。車を使うのでフロントガラスに積もった雪をあらかた落として、立てていたワイパーを戻して、一気にワイパーで雪を落とそうとしてワイパレバーを操作した時、バキッと音がして、ワイパーが二本とも動かなくなった。嫌な予感がして、ワイパーを手動で動かしてみると、運転席側は動かないものの、助手席側は普通に動いてしまう。あーこれはやっちまった、と思っても後の祭り、全部雪を落としてボンネット開けてみたらアームが落ちてしまっていた。その日に前回も世話になった修理工場に持っていってみると、やはりモーターユニットを交換するよりないそうで、見積もりを出してもらった。部品代が2万円、工賃が1万9千円とのこと。別途助手席側のパワーウィンドウの故障修理(!)とあわせると軽く8万超える。ため息。

一応フロントワイパーモーターユニットだけ単品で探してみた。こういう困った時の頼みの綱はやはりいつものヤフオク。そしたらありました。そして前にイギリスから取り寄せたプントの整備マニュアルを見てみると、モーターユニットの交換方法もばっちり図説されていた。どうやら自分でできそうなので、速攻で入札。

それで今日の朝届いたのがこちら。下に置いてあるのが、整備マニュアル。

早速交換作業に。折しも本日は春一番が吹いており、強風吹き荒れる中の作業となった。きちんと固定し忘れたボンネットが頭に降ってきた。危ない。
まずはワイパーブレードをアームごと外す。外す時にビニールテープでマーキングしておいた。こうすれば取り付ける時にマーキングに沿って固定すればOKなので。

ワイパーブレードを固定しているナットを緩めるのに、まずは黒いナットキャップを取り外す。マイナスドライバーを使うと楽。助手席側。

こっちは運転席側。

下側の黒いモーターカバーを外す前に、モーターカバーの上のスリット入り横断カバーを外さなければいけない。

この横断カバーは3つのネジで固定されているので、まずはそのネジをすべて外す。

そのあと、両端の防水ラバーパーツをマイナスドライバーでカバーから外す。ハマり方をきちんと見れば、どこをマイナスドライバーで押せばいいかわかるので、慌てずにチェックしましょう。

そして横断カバーをちょっと力技で外して、モーターカバーをはずせば、ついにモーターユニットにアクセスできる。古いモーターユニットを両サイドの固定ネジをゆるめて外す。

押さえのクリップ。これでなんとか延命を試みていたが、ついにリンゲージ部分の樹脂パーツがぼろぼろになって今回のモーターユニットの交換となったわけです。

上が古いユニットで、下が今回インストールする新たに買った中古品。気になるリンゲージを見てみると、同じくらいの距離を走った車から取り外したとは思えないくらいにきれいだったので、クリップは付けずに次の万が一が起きたときのために取っておくことにした。モーターはDENSO製だけどMade in Italy。

新しいユニットを組み付けて、モーターにコネクタを接続。特にガタツキもなく、普通に固定完了。この時点でワイパーを動かしてみる。問題もなく動いた。

モータカバーを取り付けて、横断カバーを取り付けて、最後にワイパーアームをビニールテープのマーキングに合わせるようにして取り付けて終了。

ちゃんと動作も問題なし。これで雨の日も怖くない…雪の日には気をつけよう。

Hatena Bookmark - ワイパーモーターユニットの交換
Pocket
LINEで送る

Leave a Comment

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.