ILSAのコツ

だいぶ慣れたILSAで淹れる直火エスプレッソ。ここのところ抽出不良っぽい感じだったのだが、ようやく解決したので備忘録として。

ある日、バスケットに粉を詰めて火にかけて、そのまま作業部屋で仕事してたら、火にかけていたことを忘れてしまって、20分位ILSAを空焚きしてしまった。その日以来、抽出があまりよくない気がしてて、いろいろ試してみた。

ちなみにここで言う「抽出不良」っていうのは、
* エスプレッソの上がりが遅い
* 出来上がるエスプレッソの量が少ない
* お湯が沸騰しているのに、エスプレッソが上がってこない
* 大して抽出されないのに、抽出終了の時の「コポコポ」という音がすぐに始まり、出て来るエスプレッソは泡の状態
* 味が悪い
…という感じ。

うまく抽出されるときは、
* 水が沸騰する前に、濃い茶色の液体が抽出ポットからじわじわ出てくる(このときにクレマが出ることもある)
* 一定の速度でエスプレッソがスムーズに出続ける
* 抽出ポットの先までエスプレッソが到達すると、「シューコポコポ」という音が出る
…という感じ。

何回も繰り返して試したのが粉の挽き方。粗くすると抽出はうまくいく。でも味はとても薄い。そして細かく挽くと、上記の状態になる。水を少なくしたり、粉を少なくしたりいろいろ試したけど、結局うまくいくのは「粉が粗い」ときだけ。それで買ったところのウェブサイトを見ている時に、「分解清掃しましょう」と書いてあったので試してみることにした。

分解清掃と言っても、ILSAは構造が単純なので、いつも使い終わったらバラバラにして水洗いしている。でもまだ外して洗っていないところがあった。それが、上部サーバーの下側にはまっているゴム製パッキンとフィルター。このパッキンを取り外すと、フィルターも一緒に外れて、洗うことができる。このパッキンを外すのにちょっとコツがいるんだけど、カッターの刃先をめり込ませてパッキンを持ち上げるようにすると外れる。そしてフィルターも外してみたところ、ザラついた茶色い粉が裏面にびっしりと張り付いていた。スポンジでゴシゴシ洗う。すべてスッキリ洗い終わると、元通りピカピカに。そしてフィルターをもとに戻してパッキンももとに戻し、完全に乾燥させてから淹れてみると、今度は今まで抽出不良レベルだった細かな粉でも問題なくエスプレッソが上がってくるようになった。空焚きによりフィルター裏面にこびりついたコーヒーの粉が悪さして抽出不良を起こしていたっていうのが今回の原因だったようだ。

空焚きしてしまったとき、本体がかなり焼けてしまい、変色を起こして茶色っぽくなってしまった。これをなんとかしたいということでトライしてみたのがこの商品。

もともとバイクのマフラーの焼け取り剤で、これをウェス等につけて該当部分をひたすら磨く。めでたく元の輝きを取り戻したので、いい気になっていろんなステンレス製品に試してみると、たちどころにピカピカになるので大変おすすめです。もちろんバイク乗りの方にもおすすめだけど、マフラーとかエキマニを磨くにはちょっと量が足りないと思う。自分のように、ステンレス製の日用品にはぴったりなので、いろいろ磨いてみてください。

ちゃんと淹れた直火エスプレッソはとても美味しいのでみんなも作って飲みましょう。

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2 thoughts on “ILSAのコツ”

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