集中力が増したのはなぜか

中学生だけど、一人だけ家庭教師をしている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインに切り替えたところ…っていう話。

小学校に上がる前から面倒を見ている男の子がいるんだけど、その子ももう中3の受験生で時が経つのは本当に早いものでまあ自分もきっちり年をとっているわけです。

彼との授業はいつも隔週。新型コロナウイルス騒動前は、彼の自宅に伺って授業をしていた。内容は英検対策プラス学校英語の先取りという感じ。大まかに文法内容をおさえてから英検対策問題を解く、ボキャ強化は自分でやる、みたいな。お互い自由人気質なため、時間になっても雑談で始まり、なかなか授業に入らないという特徴があった。が、一旦モードに入るとそのままずーっと進んでいく感じ…だったのが今年の三月までの話。

4月に入り、一ヶ月授業を中断した。彼の住む街で感染者のニュースが出たため、用心のためにお休みするとのことだった。そのときには、5月になったら様子を見ながら再開できれば、とのことだったので、こっちもそのつもりで考えていた。

が、まあ予想通り非常事態宣言が発生されてしまったので、5月はオンラインでやりましょうということに。巷ではZoomだなんだと騒がれていたけれど、二人で自由に使えるアプリとしてオーソドックスにLINEを採用。おいおいZoomとかに移行したいけど、とりあえずLINEを使用している。

そしてオンライン家庭教師の第一回目。適当に挨拶を済ませ、彼の方から「さて頑張りましょう」と一言。こちらも「頑張りましょう」と言って、ささっとテキストへ。そこから一時間、ぶっ続け。まずは最初の三十分でテキストを使って文法事項を確認、ボキャの定着度を確認。単語テストを30問やってから次の30分でひたすら問題を解いていく。すべてがサクサク進むことに軽い驚きを覚えつつ(今までこんなことは一切なかった)、正答率が結構高いことにも驚いた。

気がつけばあっという間の一時間授業。

10年以上面倒見てきているが、こんなにあっという間に感じたのは初めてで、心底驚いていた。あとから聞いた話、彼自信もあっという間に時が過ぎたと感じていたようで、自分の集中力の度合いに驚いていた様子。5歳の頃から中学手前くらいまでは相当フリーダムな子で、どの塾に行っても一ヶ月と持たなかった彼が、僕との授業は絶対にやめたくないと言ってきたのは、自分自身もフリーダムなところがあるので、「やれ」と言ってもまずやらないそういう子と相対したときにはいつも放っておくというアプローチでやっていた。それが彼とうまくハマったのかもしれない。お父様から以前「相当大変だと思いますが、彼がやめたくないと言うのでよろしくお願いします」と言われたのを思い出すが、僕にとっては別に大変だと感じたことはない。彼は彼なので、彼のタイム感やペースがある。なので、それを尊重しながらやっていたに過ぎない。自分にとっては、そのかいあって彼の英語の成績は上位をキープできているのが救いであったりする。

というわけで、オンラインに移行して驚異の集中力を見せている生徒(+先生)なわけだけど、なぜなのか少し考えてみた。

多分、英語を勉強するという目的でLINEにアクセスしてお互い学習をしているという大義名分というか大きな共通の目的があるのがまず影響しているのかもしれない。そしてお互い家で移動する必要もないので、ある程度リラックスしているというリラックス効果もあるのだと思う。

こうなると塾・予備校業界のみならず学校とかも、ある程度オンライン授業ができる体制を整えておくことで、特に学校とかは不登校問題などに対応することができるのかもしれない…とか思った。

それにしても新型コロナウイルス、人間の色んな部分をあぶり出していて、本当に2020年は興味深い年になった…が、もちろん犠牲者やご遺族の方にとってはそんな意見など受け入れられるわけもないので大々的に言うわけにもいかない。

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