SR-G9003をWindows 10で使う – Don't think, just let it flow.

SR-G9003をWindows 10で使う

もうあきらめていたんですけど。

翻訳者にとって辞書は超絶重要な作業道具。最近では紙媒体のものより圧倒的にPC上で使用できる電子媒体(CD-ROM等)での使用になってきていると思うけど、自分が今までメインで使っている辞書環境はセイコーインスツルのSR-G9003という、いわゆるエンジニア向けの電子辞書だ。購入する前に散々悩んで、収録コンテンツと自分の案件状況を比較するとこの電子辞書がやはり良いということで購入を決めた。この電子辞書はPCに接続して、PC上にインストールしたPASORAMAという専属の辞書検索ソフト上で使用することができる。

購入当時の自分のメインPCのOSはWindows XPだったので、使用に問題なく快適にPASORAMAを使っていた。が、そのあとPCを新調してOSはWindows 8.1となり、PASORAMAをそれまでと同じようにして使おうとしたら無理だった。PASORAMA自体のインストールとSR-G9003自体が認識されなかった。いろいろなブログや情報を探って試したみたのだが、結局ダメで使えなかった。しょうがないので、XPのままのサブノートで使っていた。でもそれだと、SR-G9003を使うときには必ずサブノートの方に移らないといけないので、何かと億劫で結局は単体で使うようになった。だが、単体だとこの機種は少し動きが遅い。不便だがなかなかどうしようもなく、ずっと単体で使用していた。OSをWindows 10にアップデートした時も、すでにPASORAMA使用はあきらめていたので、何もしなかった。

だけど不意に思いついて、SR-G9003をPCに接続してみた。通常のPASORAMAインストールは、本体内にもともと入っているPASORAMAのインストールファイルを実行して行う。今回もそこまではうまくいった。しかし本体をPCにUSB接続してPASORAMAモードにしても、Windows上ではSR-G9003自体がデバイスとして認識されず、PASORAMAを起動しても「本体をPASORAMAモードにしてください」という無情なメッセージが出るだけ。どうやらSR-G9003のデバイスドライバをきちんとインストールする必要があるらしいのだが、デバイスと認識されない以上、本体を使用したドライバのインストールは厳しそう。やっぱり無理かと思ったところで、念の為にSIIのサイトでPASORAMAやドライバファイルがアップデートされていないか確かめてみた。そしたらあったんですよ、最新ドライバが。


ここで該当するファイルをダウンロードして、解凍し、SR-G9003をPCにつないでPASORAMAモードにしたまま、PASORAMAをインストールした。このときに多分ドライバもアップデートされたようで、エクスプローラで「不明なドライバ」と表示されていたのが、PASORAMAと表示され、無事SR-G9003がOSに認識された。そしてあっけなく使用できるようになりました。今のところ問題なく動いています。

SR-G9003の収録コンテンツを、翻訳作業をしているPC上で同時に検索できるのはとてもありがたい。まだまだ現役で頑張ってもらいます、SR-G9003には。

今暇だけどね。

2018年1月29日追記:
コメントでお知らせくださった情報ですが、一応公式サイトにも載っているので、本文上でも記載しておきます。
「Windows10 Creators Update (2017/10/17) 以降のWindows10はPASORAMAが動作しません。」とのことです。
自分の環境ではとりあえず使え続けてはいます。が、謎のKP41現象が二度ほど発生しています。このドライバ由来かどうかはわかりませんが、今まで起きていたKP41はすべてメモリ関連だったので、もしかしたら、という感触が否めません。そしてなおかつ公式サイトではこの見解であり、使えないからね、と。
はー。ダラダラとPASORAMAを使い続けていくとは思うけど、でもいつかは脱PASORAMAしないといけない。さてどうしようか、辞書環境…と悩む日々です。

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5 thoughts on “SR-G9003をWindows 10で使う

  1. 会社のパソコンOS:WIndows 10 EnterpriseでPASORAMAのインストールを試みたところ、「データファイルが見つかりません。セットアップを開始できません。」というコメントが出てインストールできませんでした。SR-G9003なのですが、PASORAMAモードで接続した状態でインストールしようとしましたが、だめでした。
    セイコーインスツルメントのダウンロードホームページを見ると、2017年10月17日以降のアップデートをあてたものは、PASORAMAが動かない、ということです。セイコーのサポートに電話をすると、インストールさえできない人もいる、ということで、私のパソコンはそれにあたるらしい。セイコーは2015年に電子辞書販売から撤退しており、今後もアップデートするつもりはない、とのことでした。
    ただ、自宅のパソコンはOS:Windows 10 Homeなのですが、インストールはうまくいきました。
    Windows 10 Enterpriseでもインストールする方法は、メーカーが言ってるくらいですからないんでしょうね。
    PASORAMA使えない、って非常に痛いですね。セイコーの電子辞書を買った価値が全然ない。

    1. コメントありがとうございます。

      文中では触れていませんが、たしかにSIIは電子辞書事業から2015年に撤退していますね。
      個人的にはそっちが非常に痛い…

      Windows 10 Enterpriseの件、残念でしたね。メーカーがそう言っている以上、打つ手はほぼないというとこでしょうか。

      いずれにしろ、情報共有、ありがとうございました。

  2. 返信ありがとうございます。
    同じ内容の繰り返しになってしまいますが、あれからセイコーインスツルメントのサポートにメールし、少なくとも10年はWindosがアップデートされても使えるようにすべきではないか、と意見を提出しました。車でも部品を10年は保存する義務があると聞きますからね。
    ところが、セイコーは2015年に電子辞書から撤退しており、開発部隊も既に解散している状況で対応が不可との返信が来ました。
    現在Windows Homeで使用できていても、アップデートをすると使えなくなるかもしれない、とも書かれていました。
    今後、いつ使えなくなるかと思うと怖くてアップデートもできないです。

    もう一度だけアップデートに対応してくれれば、会社のパソコンは3年は使いますから、あと3年、購入から10年使用することになるのですが。10年使えればあきらめもつきます。なんか悔しくてもう一度書かせていただきました。

    他の方のブログにも同じ内容のものを書いたのですが、こちらでも情報共有させていただきます。

    1. ちなみに、当方のWindows 10 PRO、アプデかけた状態でPASORAMAは今のところ問題なく使用できてはいます(サブ用ラップトップ、Win10PROも同様)。

      でもおっしゃるとおり、事業のみならずサポートまであっさり撤退となるとユーザーの方は困ってしまいますよね…。

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