大型長期案件の憂鬱

ここのところ納期だいたい二ヶ月くらいの大型長期案件がちらほら続いている。
正直まあ嫌いじゃない、大型長期案件は。もちろん各案件の条件にもよるんだけど。それなりに収入面で一応安心できるはできるし。
とはいえ、やっぱりそんな楽じゃないよねっていう。

自分を含めて我々フリーランスの場合は、仕事したらその報酬が翌月すぐに懐へ舞い込んでくるわけじゃないケースが多いかと思う。取引先の翻訳会社によっては納品した月の翌々月末とかあるので、その辺を踏まえて生活している。で、長期案件の場合って、例えば今月仕事に着手して最終納期が二ヶ月後の3月だったりすると、その報酬は4月に入っては来なかったりする。まあ一応経済的なバッファを保ちつつ仕事して生活回してるけど、いつもそんな楽で簡単に行くわけじゃない。どかどか仕事入ってくる月もあれば、何か淀み気味だなーっていう月もあるし、まあうまいことフラットには行かないのがこの仕事の醍醐味(嘘、笑)。

まあそういうわけで、長期案件中も定期的な収入を確保するためにはその長期案件以外の案件も平行して受けて進めていかないといけなかったりする。そりゃそうする必要のない翻訳者もいると思うが、とりあえず少なくとも自分はそうやってやってかないとダメ。貧乏暇なしっす。しょうがないっす。だからまあ長期案件入ってくると、その間のスケジューリングが相当に試される。スケジューリングって、自分の先のスケジュールをオーガナイズするだけじゃダメなわけで、きちんと自分の限界とか技量、実際のキャパシティを見極めていかないといけない。それがきちんとできないと、後々苦しむのは自分だけでなく、その案件に関わっているすべての人を苦しめて迷惑をかけることになる。なので、長期案件を抱えている時は基本的に用心深くスケジュールを組むことになるんだけど、まあそういう時に限って色々とゴタゴタ打診があったりするんですよねー。いつもなら受けられるのにと涙しながら泣く泣くお断りしたり、今回は綱渡り的になっちゃって大丈夫かな…とか。

まあ悩みは尽きないんだけど頑張って前進む。

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2 thoughts on “大型長期案件の憂鬱”

    • おおっと未入金ですか、去年10月…。
      おっしゃるとおり負荷のコントロール大事ですよね、長期案件に100パーかけちゃうともうにっちもさっちもいかなくなっちゃうので。

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