蝸牛型メニエール

またまたやってきました、左耳のお話。

前回の耳トラブルはこちらで、ほぼ1年半前の話だった。

このときに、「メニエールに移行している」と診断された。疲れたり極度なストレスを感じたりしたときに、内耳にリンパ液がたまることでむくみを生じ、音が響くように聞こえ、かつ低音が聞こえづらくなる、というのが典型症状。音が響くように聞こえるという症状は、時折発生していたが、一日や二日で収まったりしていた。が、この症状が長く続くようになると、自然治癒が望めず、病院へ行って薬の力を借りないといけなくなる。結局対症療法しかないのがなかなか歯がゆいところではある。あとめまいがひどくなって半日寝てたりなどもあるにはあったが、そこまでひどくはない。

今回、5日目で病院へ赴いた。聴力検査と診察。聴力検査では、結構全体的に聴力が落ちてしまっており、二週間分の薬が処方された。薬は4種類。五苓散という、むくみやめまい症状を改善させる漢方薬と、眼圧・脳圧をさげて水を排出しめまいを改善させるイソバイドシロップというものすごい味のするシロップ、アデホスというめまい改善・目の疲れを取る薬、そしてメコバラミン。前回より多く処方された。これらを二週間分。前回は一週間分処方されたので、今回の方がちょっと重めなのかと思った。個人差のあるメニエールの症状だが、自分の場合は今回、聴覚に症状の出る聴覚性メニエールと診断された。

二週間飲み続けた薬だったが、二週間後の診察時点となっても症状はあまり変わらない。何度も書いてきているが、耳というのは、目や鼻と同じで、常に状態がわかってしまう。病院へ行く前のほぼ一週間プラス投薬期間の二週間のほぼ三週間、症状があまり改善しないのは相当憂鬱ではある。二回目の聴力検査・診察で、ほぼ改善していないので、一ヶ月分の薬を処方され、生活改善を促された。現代社会でストレスフリーな生活を送れと言ってもそれはほぼ不可能なので、適宜休憩を入れていくとか、人との付き合い方を見つめ直すとか、向こう一ヶ月で実施してみてください、というアドバイスを受けた。

そこでやはり夜型生活の改善を真面目に取り入れようと思った。まずは時計がてっぺんを回る前に寝ることを目標にした。そしてもう少し体を動かす。やはり血流を良くすることはプラスである。そして人との付き合い方。今回のメニエール発作の原因には、心当たりが多数ある。そのほぼすべてが人間関係である。人との接し方、距離の保ち方、人間関係でネガティブ案件が発生した際の気の持ちよう。それらをゆっくり見直した(ている)。

そしたら治った!というわけではないが、その診察から一週間で症状は改善され、二週間経った今では元に戻っている。三週間分の手つかずのお薬が残っているが、特にイソバイドは次の発作の時に緊急用として保管している。

症状が出るのは体からのサイン…というより、そういったサインが出ないように普段から過ごしていきたいとは思うのだが、人間そう簡単なものではない。無理をしないと乗り越えられないスケジュールがあったり、どうしても避けようのないシチュエーションが発生したり、人生いろいろ。

「それなりに」暮らしていくことが自分にできることなのでそれを続ける。健康診断も受けないとな…

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1 thought on “蝸牛型メニエール”

  1. 2015年に低音障害難聴になられた時の 記録をずっとみさせていただいておりました。
    私は昨年末左耳に、この4月からは右耳の低音障害難聴となり ステロイド内服しても
    また耳閉感…聴こえの悪さ… なにより
    耳(鼓膜?)が頭の奥に引っ張られるような
    不快感の繰り返しで
    メンタルやられてしまいました。
    不眠と体重減少…食べられません。
    有酸素運動もやってます。取り憑かれたように。夜は安定剤飲んで眠る。
    本当に 辛いです。
    周りの人はわかってくれませんね。

    そんな中 時間が掛かったとしても 症状改善された方の体験談を 拝見しては
    勇気付けられてました。

    その後 スッキリというわけにはいかなかったのですね…

    ホント この 原因不明、治療法ないっていう 不調は 厄介です。

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